04.キャブレターのリセッティング(調整)
※ ここで掲載している情報は、管理人の経験と判断によるものです。
指摘・訂正はお受けしますが、トラブルに対するクレームなどは一切お受けできません。
プラグの交換やエアーフィルターの交換と関連する話ですが、純正のキャブレターでも調整することで、ある程度加速や最高速などを変更することが可能です。
ただし、セッティングを誤るとエンジンが壊れます。ご注意ください。
キャブレターのセッティングは、簡単なところでは、アイドルスクリュー、エアスクリューの調整から、手間のかかるところでは、メインジェット、スロージェットの交換、ニードルの調整まであります。
エアーフィルターによっては、 『 使用に際して、メインジェットを○番に交換してください 』 なんて指定されているものもあります。
もちろん、すべての調整を行うのが理想です。
しかし、管理人の触った範囲では、簡単な改造であれば、プラグ交換+エアーフィルター交換+スクリュー類の調整程度で何とかなります。
ということで、ここではその説明をします。
ちなみに、むき出しタイプのエアフィルターはこれだけではムリです。
キャブレターを確認して、横から触りやすいマイナスのネジが 『 アイドルスクリュー 』 、エアクリーナとの結合部分にある斜め上から触りやすいネジが 『 エアスクリュー 』 です。
本来の調整目的としては・・・
- ===エアスクリュー===
- 低回転域の混合気のガソリン割合を調整します。
- 締め込むと濃くなって緩めると薄くなります
- ===アイドルスクリュー===
- アイドリング時のエンジンの回転を調整します
- 締めるとアイドリングが高くなり、緩めるとアイドリングが低くなります。
ということで、こんなものでどこまでセッティングができるかってことなんですけど、 管理人の 『 純正もどき+α 』 の改造では問題ありませんでした。
- まずは、標準状態でのネジの締め具合を確認します。
エンジンを切った状態で、ドライバでそれぞれのネジをめいいっぱい閉めこんで下さい。このとき、何回転したかを覚えておきます。 - 次に標準に戻し、その状態からアイドルスクリューをすこし閉めこみます。1/8 回転程度でいいと思います。 この状態でアイドリングが少し高くなります。
- そして、エアスクリューを緩めます。まずは、1/8 回転ほどで試してください。
この状態でテスト走行します。
テスト走行の方法は、ゴー&ストップで加速の確認と、できれば、 全開走行を2~300メートルして直後にアイドリングの間を入れずにエンジンを切ってください。
ムリなら、できるだけ速度を出して、できるだけ素早くエンジンを切ってください。
熱くなっているのでヤケドに注意しながらプラグをはずして焼け具合を確認してください。
- プラグの焼け具合が白かったらエアスクリューを閉めてください。
- プラグの焼け具合が黒かったらエアスクリューを緩めてください。
また、スクリューの調整ではまかなえないようならプラグの変更 ( 番手の変更 ) も考慮してください。
加速感に不満があればエアスクリューの調整です。
アイドリングが不安定だったり加速が息つきするようならエアスクリューを閉めてください。
加速がモワっとするようなら、エアスクリューを緩めてください。
こうして、純正交換タイプのエアーフィルターで混合気の増加、低速をキャブセッティングで、 高速をプラグ交換でごまかすことができます(少なくとも、管理人の経験の範囲では。)
より細かなセッティングは、ネットで検索していただければ画像付きで詳しく紹介されているサイトがたくさんあります。