※この物語はフィクションであり、登場する人名、団体名、出来事等は実在のものとは一切関係ない・・・
つもりで読んでもらえれば幸いです m(__)m

今回のツーリングは間際まで参加を悩んだ訳です。

というのも、土曜の夜から風邪をひいたようで、鼻水と頭痛が辛かったんです。
それに、先週も行ってるし（笑）

で、土曜の夜になっても参加表明をせず、一応目覚ましをセットして寝たわけですが・・・

朝目を覚ますと、鼻水は止まっていたけど頭痛が残っている。
布団の上でしばらく悩んでいたんだけど・・・

    ダメだ、今日はヤナセ先生（仮）が参加するんだ σ(^◇^;)

ってことで、準備をサクッと済ませてリーダーに参加のメールを送っていざ出発。バファリンも忘れずに。

集合場所の針テラスには例によって 30 分近くも早く到着して辺りを見渡してみたけど当然誰もいず。
だけど、他所さんのバイクはウジャウジャしていて、駐車する場所もままならず。

とりあえず落ち着ける場所を見つけて駐車、コーヒーを飲んでぼ～っとしていたら、滋賀組の 3 人が到着。
（公式を読み解く上で、便宜上 K、P、N とする）
だべっていたら残りのメンツも続々到着して、無事全員集合。
本日の参加者は 19 人。
ここ最近のツーリングでは少ないほうかな～。

で、ブリーフィングを行って出発。
ヲイラは例によって斬り込み隊長率いる 1 番隊。
ちなみに、先生はリーダー率いる 2 番隊。
先生の走りが見れないのは残念だけど、とりあえず次の目的地 『 大宇陀 』 へ。

大宇陀までの道のりは前回も走っているから慣れたもので、メンツもいつものメンツ＋α。
そんなもんだから自分の調子を確かめるようにマイペースに走っていたら・・・

    かなり後方に居たはずの先生が真後ろに ( ゜_゜;)

その姿がミラーに映った瞬間に体が緊張するのが自分でもわかってドキドキしていたら、
先生がどんどんヲイラに近づいてくる何が起こるのかとアタフタしていたら・・・

真横にベタ付けにされて、ウィンカー消し忘れのジェスチャー

そう、たま～にしかしないウィンカー消し忘れをよりによって先生の前で
もう、恥ずかしいやら緊張するやらでプチパニック。
そんなこんなでしばらく走っていたら、信号待ちでとまった時に先生からの一言が

    > みんな大人しいな～

    いや、先生、街中で千鳥走行ですから。我慢してください

そうこうしているうちに大宇陀に到着。集合写真の撮影と雑談をしながらふと目に着いたタバコの自販機が・・・

    ディスプレイがグダってる

これってディスプレイとボタンはちゃんと対応しているのか？
なんて思っているうちに休憩終了。

そしてチーム分けで出発となったんですが・・・

ここでチラっと悪戯の虫がささやく。

    滋賀っ子二人（ K ＆ P ）を 1 番隊へラチっちゃえ （￣ー￣）ニヤリッ

K は雨のツーリングで絶妙な運転を見ているので、スピードが出せるかは別にして運転がウマイのは知っている。
P はずっとウマくなりたいって言っていて、P が師匠と仰ぐ人と走り回っているそうな。

    K > そんなあらら～な速度、高速でしか出したことない。

    大丈夫、無理やと思ったらペース落としたら後ろが来るから。

ってことで、二人ラチ決定。そして出発。
ちなみに、先生は・・・やっぱり後ろからスタート。

で、大宇陀を出発して次の飯高まで走るんだけど、切り込み隊長や師匠は当然のようにサクッと行っちゃう。
で、ヲイラはラチった責任があるので、諦めてペースダウンするまでは滋賀っ子の後ろについていようと走り出したら・・・

    K はやっぱうまいわ。P も上出来。

こっちがストレスないくらいのペースで走ってくれて全然気を使う必要なし。
そのうちに前でクルマに捕まっている師匠に追いついてしまい。
そして、ここで師匠マジックに掛かり・・・

    ヲイヲイ、あら～な速度出しちゃってるよ

そしてあっという間に飯高到着。

    K > 大変やった～。こんな運転旦那にバレたらまずい （⌒^⌒)ｂうふっ

なんていいながら目をキラキラさせている滋賀っ子。

    コメントと表情があってないぞ

で、後続の隊がどんどん到着して、先生も到着。
休憩も適当にとってさあ出発となったところで、先生が帰るなんて言い出す。
仕事が気になるから～、とか、雨に降られたくないから～、なんて言ってたけど・・・

    一番の理由は・・・物足りないんでしょ ┐(´-｀)┌

ってことで、ここらでなんで『 先生 』なのかを説明しておかないと話がわかんないよね～。

ここだけの話（？）ですが、実は元・職業ライダーです。
そして、レーシングスクールのイントラもしていたんです。
そのうえ、普通の人が泊まりで行くような場所を日帰りしちゃうような走るのが好きな人なんです。

そんな人が遠足に来て、しかもケツ持ちしちゃあダメだわ。
だから、前を走りましょうって散々誘ったのに～

ってことで、残念ながら先生ここで離脱。
残ったメンツでいざ伊勢へ。

ここでもやっぱり滋賀っ子二人は 1 番隊。
今回は前回のように斬り込み隊長が道を間違えることもなくすんなりと伊勢西に着くことが出来たんだけど、
ここでも滋賀っ子が師匠マジックに掛かり・・・

    あらら～な速度出しちゃってるよ

で、伊勢西を降りたところで大粒の雨に降られながらも目的地に到着すると、今度は晴れ間が出てきて湿度がツライ。

ここで、リーダーから集合場所と集合時間の指示を受けたあと、滋賀っ子三人はリーダーと側近の完全エスコートで伊勢参拝、
残りは 3 班に別れて各自食事となりました。

ヲイラを含めた班の 4 人は散々迷って結局前回と同じうどん屋さんで食事をすることに。
でも、ちょっとアレンジを加えて今回は月見うどん（笑）
ほかの班もチリバラに食事処を探しに彷徨い。

で、食事が終わったので現状連絡の為に K に連絡。

メシ終わったから集合場所に先に行ってるわ。
ほんでそっちはどない？

    K > 参拝は終わってお守り見てる

    まて～い、前回はそんな時間はなかったし、そんな時間とるなんて聞いてないぞ～

ってなツッコミを心の中でいれつつ、連絡を終えて集合場所へ。
集合場所でダベりながら時間が来るのを待っていたら、時間間際になって師匠の携帯がなり・・・

    > お土産買うのに手間取ってるから、集合時間に遅れそう

    まてまて～い、前回～（以下省略）

そんなこんながありつつもどうにかこうにか全員集合、そして赤福氷にありつく。

休憩を（予定以上に？）とって次の目的地は伊勢道 勢和多気 IC すぐそばにある 『 コケッコッコー共和国 』。
時間短縮の為に、高速でサクッと行くことに。
そういえば、赤福氷を食べていたときに大阪のバイク友達からリーダーに連絡が入って、大阪は土砂降りだったそうな。
伊勢はまだ大丈夫

コケッコッコー共和国について最初に目に付いたのは・・・

    『 国王と王妃がいます 』 と書かれた小屋

近寄って見るまではしなかったけど、偉そうな肩書きがついていてもやっぱりニワトリなのね。

で、ここに来た目的は地鶏卵を使ったシュークリーム。
\150- で握りこぶしくらいの大きさがあってボリューム満点。
それどころか、クリームが濃くてち～と重い。

師匠は焼き鳥を食べたがってたんだけど、自分で焼かないといけないことを知って、時間がないと嘆いていたり

そうそう、ここで偶然ことりちんとメールでお互いのツーリング状況報告になったんだけど、
ことりちんは京都北部で土砂降りにあって動けなかったそうな・・・
こっちはまだ大丈夫。

で、ここで再び班別け。そして、なんとルート分け。

・切込み隊長率いる酷道部隊
・師匠参加の一般道部隊
・リーダー率いる高速部隊


で、班別けが終わってみたら・・・

酷道部隊には滋賀っ子（K ＆ P）など 7 人、一般道部隊が 5 人、高速部隊はリーダーと N のフタリ。
N が帰りやすいルートということで、リーダーが送りがてら高速になったんだけど、それ以外はみ～んな下道。
ヲイラはもちろん酷道部隊。

そして、それぞれが針テラスでの再開を誓って出発することに・・・

切込み隊長先導で走り出したわけだけど、最初はどうってことのない道がたんたんと続く。
かる～いコーナーが連続していてすごく快適に走れていて

    どこが酷道

なんて思っていたんだけど・・・

    やっぱり来ました、酷道

クルマ同士のすれ違いは間違いなく無理って言うくらいの山の斜面に面した延々のツヅラ折れ。
ちょいと気を抜くと外に膨らんで思ったように曲がれなくて、視線移動（首）の重要性を再認識させられる非常に楽しい、
もとい、非常に勉強になるセクションです。

そのセクションが終わって一段落したころに 『 道の駅美杉 』 に到着。ここで 15 分くらいダベリング。そして出発。

そこからもクルマがいない限り非常に楽しい快走路が続き気が付けば曽爾村も通過、名阪国道に合流して針テラスに無事到着。
一般道部隊が 15 分前に到着していて、出迎えてくれたり。
で、一息ついて見渡してみると・・・

    あれっ、リーダーいないじゃん

分かれるときに冗談で言ってた、『 高速が一番遅い 』 っていうのが本当になっちゃった
まあダベっているうちに無事到着したからよかったけど。

そういえば、K に『 どうやった？ 』って聞いたら、予想通り

    K > 酷道好きかも～

な～んて、満面の笑み。
ほんと、いつもながら恐れ入ります。

K が帰った後に、切込み隊長がつぶやいた一言。

    まったく、ヒカルちゃんといい、K といい、すごいわ。
    K の走りってある種完成してる。コーナー突っ込んでもぴったりついてくるの。

ほんと、普段はほのぼのとした二児の母ちゃまなのに、バイクにまたがるとあの走りって

    『 こち亀 』 のホンダくんですか

ということで、今回もがっつり楽しいひと時になりました。

ちなみに、バファリンは飲まずに最後まで耐えました