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メモリ増設
標準で搭載されているメモリは 64MB しかなくて、これでは WindowsXP がまともに動くはずもありません。
ということでメモリの増設を検討するのですが、使えるメモリや容量に結構な制約があります。
周辺機器メーカーのサイトで対応状況を調べてみると、動作が確認されているのは
○ PC100 144Pin SO-DIMM Max 256MB
となっています。
標準の 64MB に 128MB を増設すると 192MB、標準の 64MB を外して 256MB を増設すると 256MB 、
どうしたものかと考えていると・・・
IODATA 社の HP によると、512MB まで増設可能
との情報を発見。
また、PC100については、ほとんどの PC133 が下位互換を持っていて PC100 として動作するから、基本的には問題ないらしい。
(よく考えたら、CPU交換でDIPスイッチのメモリ周波数をPC133に設定しているし)
じゃあ、標準の 64MB を外して 256MBx2 で 512MB にしようということで、早速ネットオークションなどで選定。
しかし、またここで悩みの種が。
商品ページによっては 「 Intel440チップセットなどの古いパソコンでは認識されないことがあります 」 なんて注意書きが書いてあり、逆に「 Intel440チップセットなどの古いパソコンにどうぞ 」 と書かれた商品もあるんだけど、それらは書かれていない商品の倍以上の価格が設定されている。
例)
注意書きがされていない PC133 SODIMM 256MB ¥980-
注意書きがされている PC133 SODIM 256MB ¥2,980-
さてどうしたものか、いったい何が違うのか、いろいろなサイトを巡っても的確な解説がないまま数日が過ぎて、やっとたどり着いたサイトにそれらしい情報が。
なんでも・・・
Intel 440 チップセットや SIS630 チップセットでは、オリジナルの仕様では 512MB や 1GB までメモリの搭載が可能。
ただし、使用できるメモリが 128MBit DRAM に限られるため、メモリの設計から、現実的な容量は 256MBx2 などとなる
とのこと。
(正確には、バンクの話とかも出てくるけど、ここでは割愛します。)
で、この 128MBit DRAM かどうかの(完全ではないけど)簡単な見極め方が基盤の搭載チップの数。
注意書きがされていない安いメモリの写真を見てみると、片面に長方形の4つのチップが乗っていて両面合計8つのチップが搭載されているんだけど、(一般的に) 8チップ搭載で容量 256MB は 256MBit DRAM とのこと。
一方、注意書きがされているほうのメモリの写真を見てみると、片面に正方形の8つのチップが乗っていて両面合計で16つのチップが搭載されている。(一般的に) 16チップ搭載で容量 256MB は 128MBit DRAM らしい。
ということで、画像から片面8つのチップを搭載している 256MB のメモリとにらめっこするする日々が数日続いたころにやっと見つけた適当な商品が BUFFALO VN133-H256M ¥2,180-(送料 ¥760-)、しかも、複数落札可能で送料一律。
早速注文して代金の支払い、商品の到着をまって装着となりました。
(ちなみに、VN133-H256M はメーカーサイトで 256MBit DRAM ではない(128MBitだろう)と確認が取れました)
用意したメモリは、 BUFFALO VN133-H256M 2枚 です。
交換手順はマニュアルに掲載されているので難しくは無いと思いますが、 大まかな流れだけ言えば、以下のようになります。
1) キーボードを外す。
2) 標準搭載のメモリを外す
3) 用意したメモリをつける
パソコンを起動して BIOS でメモリが正しく認識されていれば増設作業は終了です。
(標準では 8MB がビデオメモリとして消費されますので、504MB 程度で認識されます。)
で、 ここまでしたらどうせなのでビデオメモリの割り当てを増やしておきましょう。
BIOS から Advanced CMOS Setup - Share Memory Size と確認して、設定を 8MB から 64MB に変更します。
これで、WindowsXP の画面の描画処理(ウィンドウの切り替えなど)がかなり楽になります。