HDD交換

標準の HDD は 10GB と、今のご時世では非常に貧弱なものです。
使用する OS にもよりますが、WindowsXP を使用することを想定した場合、OS のインストールと各種設定、オフィスアプリなどの必要なアプリケーションをインストールした程度でも空き容量が心もとなくなるでしょう。

また、古い HDD は現行製品に比べて一般的に転送速度が遅くなります。
いろいろ手を尽くしてマシンを強化しようとしているなかで、HDD の転送速度は結構大事になってきます。

そして、最後に一番怖いのが 「 寿命 」 です。
電池の項で消耗品について触れましたが、HDD も広い意味で消耗品に分類されます。
古い HDD を使い続けていると、ある日突然カラカラと音を立ててアクセスできなくなったり・・・
その瞬間、パソコン内のデータは(通常)すべてパーです。

ということで、HDD を現行の適当なものに交換することにします。

 

用意した HDD は WESTERN DIGITAL 社製 WD1200BEVE (120G 9.5mm) です。

インターネットで色々なレビューなどを調べたところ、転送速度やアクセス音/シーク音、コストパフォーマンスなどのさまざまな点で高い評価を得ていて、一部では 「 現行最強 」 なんていわれたりもしているそうです。
そして、世間の HDD が SATA 接続が主流になっていく中、貴重な ATA 接続でメーカー出荷もいよいよ最終になってきているそうです(2008年11月 調べ)

交換手順はいたってシンプルです。
パソコン本体を裏返して右下(冷却ファンの斜め向かい)のカバーのネジを外すと、金属のカバーに覆われたHDDが見えます。
まずはネジを2本外して金属のカバーをフリーにします。
ネジと反対の方にフラットケーブルがつながっていますので、余計な力がかからないようにゆっくりとネジのあったほうを持ち上げて斜めにスライドさせます。
HDDを反転させるなど、力の加えやすいポジションにしてフラットケーブルを引き抜きます。
フラットケーブルが外れたら、金属カバーの4本のネジを外して HDD をカバーから外します。
新しい HDD を外した手順と逆の手順で取り付けて、そのほかのパーツもすべて外した手順と逆の手順で元に戻します。

パソコンを起動して BIOS で認識されていれば OK です。

なお、手元の環境では BIOS では 63GB 程度の容量で認識されていますが、WindowsXP のインストーラでは正常に 120GB と認識され、インストール後の使用でも特に支障はきたしていません。


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