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電池交換
中古で入手したため、この固体が出荷からどの程度の日数が経過しているかは不明ですが、発売時期から単純に計算すると 7.5 年が経過していることになります。
これだけ経過していたら、部品の故障が無かったとしても当然消耗品は交換になります。
そして、その代表が電池類です。
まず、バッテリーについては、簡単に調べた範囲では交換部品が見つからず、また、見つかったとしても高額になると思われるので、今回は放置することにしました。
まあ、バッテリーの消耗に関しては電源ケーブルを接続して使用すれば回避できるので、とりあえずは困らないでしょう。
ノートパソコンといっても、3.4kg もあるものをそう頻繁に持ち運ぶことも無いでしょうし。
で、今回のターゲットは、BIOS などのメモリを保存する用の電池です。
この電池が切れていると、パソコンの電源を落として電源ケーブルを抜いた場合、次回起動時に BIOS の設定エラーが表示されてパソコンがスマートに立ち上がりません。そのたびに BIOS を再設定したり、以降電源ケーブルを抜かない注意が必要になってきます。
これはさすがになんとかしたいですね。
ということで、内蔵電池について調べてみたところ、このモデルは比較的容易に交換できることがわかりました。
用意する電池は 「 CR2025 」 という薄型のボタン電池です。
これは、電気屋さんでもホームセンターでも、なんだったら 100円均一のお店でも入手可能です。
続いて分解する場所は、本体を裏返して左上のあたりの冷却ファンの部分です。
まず、ネジをひとつはずすとプラスチックのカバーが外れます。
カバーを外すとヒートシンクが見えますので、ネジ4本を外してヒートシンクを外します。
ヒートシンクを外すときは、ファンのほうを持ち上げて斜め上にスライドさせるようにすれば、とりやすいと思います。
このとき、ファンのケーブルがありますので、ケーブルを切らないようにゆっくりと取り外してください。
ヒートシンクを外すとCPUが見えますが、こちらは今回は放置して、ファンの真下、本体のリアパネル側にあるアルミの切れ込みを確認します。
ここに電池がありますので、爪楊枝などの先の細いものでアルミをめくります。
あとは、電池を交換して、各パーツを外した手順と逆の手順で取り付けて行けば交換作業は終了です。
パソコンを起動すると、最初は今までどおり BIOS の設定エラーが表示されます。
BIOSの必要な項目を設定してパソコンを起動後、一度電源を切ります。
次回以降、BIOS のエラーが表示されずに Windows がスマートに起動することを確認してください。