G-SHOCKの電池交換
G-SHOCKの電池交換・・・
普通の人は時計屋さんに頼んで交換すると思います。
私も最初はそう思いましたが、調べてみるといろいろ大変。
G-SHOCKの電池交換は特別の技術がいるとのことで、普通の時計屋さんでは行っていません。
時計屋さんからメーカー(CASIO)に送られて、そこで電池交換。
CASIOでは電池交換を行った後に防水のテストも行います。
専用の装置で水圧をかけたりして10気圧などにも耐えることを確認するそうです。
そんなこんなで時計屋さんに預けて戻ってくるまでに2~3週間、費用も\3000~
正直、そこまでするほど大事にしているわけでもないので、いっそ自分でしてみようと思いました。
最初にしたのが「G-COOL(GT-000)」
この「G-COOL」は某ガソリンスタンドのオープンイベントでGETしたものです。
で、これがうまくいったのに味をしめて、今度は 「 FSL CYCLOPS(画像の色違い) 」 も行いました。
ちなみに、「FSL CYCLOPS」はほとんどの人が知らないと思いますが、
「ALBA SPOON」のデザイナーがデザインした時計です。
また、所有しているモデルは1996年の限定カラーです。
( ネットで検索してもほとんどHITしないところをみると、かなり人気うすらしい )
で、最後に行ったのが今回紹介する「BabyG」
これは、知人がアメリカにホームスティしていた頃にもらった物らしく、責任重大です。
というわけで、実際の作業手順は以下をご覧ください。
私は、G-SHOCKに詳しいわけもなければ、電池交換のプロでもありません。
以下の手順も独自のものなので、正しい手順かは不明です。
また、以下の手順を参考に作業を行って何らかの損害を受けても、
私には一切責任を取る術がありません。
あくまで、ネタとしてご覧ください。
これが今回犠牲になったBabyGです。 私は、G-SHOCKには詳しくないんですが、海外モデルは「20BAR」だったような・・・ このBabyGは「10BAR」です。 ちなみに、「G」のボタンを押すと小さな液晶でサーファーが波に乗ります。 |
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まずは、不要なパーツをはずします。 ベルトはベルト通しに通っているだけなので、マジックテープを外すと取れます。 また、ベルト通しは小さなねじで止まっているので、精密ドライバで外します。 ちなみに、精密ドライバは、めがね用のドライバで代用可能です。 |
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いよいよ時計本体を分解します。 このモデルは裏ブタの4隅にある小さなねじを外せばOKです。 メガネ用のドライバなどが便利だと思います。 ちなみに、「フロッグマン」などのスクリュータイプの裏ブタは特殊な道具が必要 ( 最近は市販されているようです ) で普通の人には外せないのでご注意を。 |
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4本のねじを外して裏ブタをとると、対衝撃用のゴムのシートと、防水用のパッキンがついています。 また、画像ではわかりにくいですが、左上にアース用の小さなバネがついています。 裏ブタを外すときに本体が傾いているとこれらが外れて取り付けていた状態がわからなくなったり、パーツを紛失することになりかねないので、ご注意ください。 |
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ゴムのシートもパッキンも外すと機械と電池が見えます。 電池は大きなクリップのようなもので固定されているのですが、ここで注意。 画像では右下(X)から左上(○)にかけてクリップが付いているんですが、外れるのは左上(○)の部分。 この部分が引っかかっているので、先のとがったもので浮かして電池を滑らせて外します。 私は針を使いましたが、金属では傷をつける可能性がありますので、爪楊枝などで行えれば安全だと思います。 |
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無事に電池が外れたら、用意しておいた新品の電池に交換するだけです。 ちなみに、このBabyGは「CR1616」というボタン電池でした。 ホームセンターで¥270で買えます。 交換が終わればデジタル部分を見てください。 この時点で時刻が表示されていれば、特に問題はありません。 もし表示されていなければRESETをする必要があります。 作業は、電池の周辺をよく眺めてもらって、「AC」とかかれている部分と電池の「+」極を針金などでショートさせるだけ。 |
上記作業がすべて終わって、時刻が表示されていればクリップを固定して分解とは逆の手順で
組み立てていくだけ。
組み立てるときの注意事項は次のようなことがあります。
・パッキンにシリコングリスをつける
これは、パッキンの劣化を防ぐとともに、密閉性を高める効果があります。
・ネジの締め付けは均等に順番に
裏ブタを閉める際に4本のネジを閉めるんですが1本ずつ確実に閉めるのではなく、
すべてを徐々に閉めていってください。
以上ですべての作業が終了です。
作業を行ってみた感想は、「自分でするのは1度だけ」です。
作業を行えばわかるんですが、ネジを受ける部分(本体)がプラスチック(?)なので微妙にネジが
甘くなります。一度ぐらいでは問題はないでしょうが、何度も行うときっとネジが馬鹿になります。
まあ、1度電池を交換すれば2~3年はもつから、次の心配はそのときにしましょう。
というわけで、皆さんも興味があれば自己責任で行ってみてください。
※上記作業を行った場合、当然のことながらメーカー保証は受けられません