小話

Cuore(クオーレ)

1977 年に登場したフェロー MAX の新規格版より付けられたネーミングで、イタリア語で 「 ハート 」 の意味である。
当初は MAX クオーレ といった。

360cc 時代に存在したハードトップは消滅し、2 ドアと 4 ドアのセダン、ライトバンが用意されていた。また、この車に搭載されていた 550cc エンジンは、スズキに OEM 供給され、ダイハツ製エンジンを搭載した 4 サイクルフロンテ 7-S が少数ながら生産された。

1980 年のフルモデルチェンジから MAX が取れて単に クオーレ と呼ばれることになる。
同時にそれまでのバンから ミラクオーレ が独立し、クオーレ は乗用車専用機種となった。
3 ドアと 5 ドアのハッチバック ( ダイハツでは 5 ドア車を 4 ドアと呼んだ ) が用意されたが、5 ドアはテールゲートにグラスハッチを採用し、乗用車らしさを表現していた。

1985 年に ミラと同時にモデルチェンジするが、ミラの知名度がクオーレのそれを上回り、1989 年のマイナーチェンジにはミラに統合された。
ただ、ヨーロッパ輸出用やアジア地区では今もこのネーミングが使用されている。ヨーロッパ向けはストーリア用 1000cc を搭載している。1999 年にはパキスタンで 850cc エンジンを搭載したモデルの現地生産が開始された。


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