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発見、便利なケース
ある日、ふと思う。
秋にメイン環境を nForce4 + Athlon 64 X2
に変更したので、それまでメインで使用していた nFroce2 + Athlon XP の環境が丸ごと余っている。
HDD
も余っている訳ではないけど、データの整理をして余らせることは出来る。メモリも当時のものがそのまま、グラフィックボードもスペックは低いけど、スペアがある。
ここまで来ると、マシンを1台くみ上げるのに足りないのはケースだけ。
キャプチャボードも余っているし、HPTC もどき2号でも作ってみますか(^・^)
ということで、ネットでいろんな PC ケースを物色することに。
余っているマザーボードは
ATX 規格のものなので、ケースは必然的に大きくなる。
でも、タワー型を買ってドカンと置くつもりもなく、スリムなケースで組み上げて TV
の周り ( ビデオラックなど ) にひっそりと置くことができるのが希望。
で、いろいろと見て回るんだけど、本格的な ( というか、こじゃれた ) HTPC
向けのケースは安くても 1.5 千円くらいから。たいていは 20 千円オーバー。
しかも、電源が専用設計だったり、拡張カード類が 「 ライザカード 」 という専用のアダプタ経由で取り付ける形式になっている。こういうつくりになってくると、せっかくきばって購入してもどこか一箇所が壊れただけで全てがパーになる可能性がある。
大手ケースメーカーの製品ならオプション扱いで電源などが売っているけど、下手なケースが新品で買えるような値段がしていたり、たいてい取り寄せになる。
数日間調べて回ったけど良い物が見当たらなかったので、組み立てるのはあきらめてヤフオクに出して小銭でも稼ごうかななんて考え始めていたころ、ふっと夏ごろの製品のリリース情報に目が止まり、運命の出会いを果たしました。それが
このケースはマイクロ ATX
サイズのケースと比較して奥行きが少し長いだけで、ほぼ同じサイズのスリムなケースです。
サイズが W 140 x D 470 x H 360 mm
ということで、幅(W)は 5 インチの CD/DVD ドライブよりも若干細く、高さ(H)はATX
のマザーボードよりも少し高いくらい。
奥行き(D)は一般的なタワー型よりも若干短いくらいです。
肝心のお値段は、一般的なお店で \4,980
、管理人の購入したルートでは特価で \3,880 です。
高さが ATX
サイズしかないのに、電源など内部構成は??ということで、実際の組み立てにしたがって構造を見ていきましょう。
ケースの横ブタを外すとこういった状態になっています。見た感じはマイクロ ATX
ケースの電源を外した状態で、特に変わったところはありません。
で、通常ならケースの左上に電源を付けるんですが、このケースの変わったところは、ケースの右下の
CD/DVD
ドライブのベイの下に取り付けます。電源ケーブルは、通常のケースと同じようにケース左上の外側にあります。
そこから延長ケーブル(黒いケーブル)で全面に持ってきています。
左上の通常は電源が収まる部分には、3.5
インチのシャドーベイがあって、HDD が取り付けれるようになっています。
フロントパネルを取り外して、電源を取り付けた状態です。
フロントカバーは最初取り外すのは少し硬いですが、よほどの無茶をしなければ壊れることは
無いと思います。
電源の延長ケーブルが太くて取り回しの自由度があまり無いので、おかしな付け方をすると
フロントカバーが取り付けれなくなります。
もう少し余裕を持たせるか、柔らかいケーブルにしてもらえれば、組み立ても容易になると
思います。
横の空いている部分には、CD/DVD
ドライブが 2 台取り付けれます。
また、その下が 3.5 インチのシャドーベイになっているので、HDD の取り付けが可能です。
マザーボードを組み込んだ状態です。
マザーボードのサイズによっては、電源を取り付ける前にマザーボードをつけておいた方が作業がラクかもしれません。
管理人の使った
『Abit NF7-S』
は画像からわかるように、電源ボックスぎりぎりまでサイズがあるので、電源ケーブルが邪魔して取り付けに結構苦労しました。
左上のシャドーベイの下にある排気用のファンも作業の邪魔になったので取り外しています。
ファンは、ネジを一本外して下方向にマウンタをスライドしたら簡単に取り外せます。
ファンの横にある赤/黒の線は、ケースの開閉センサーです。好みで使ってください。
管理人は使っていません。
一通りのパーツを組み込んだ状態です。
最初のうちは、結構余裕があるなと思っていたんですが、ケーブルが増えていくと取り回しに結構苦労します。
最近の大容量電源は電源ケーブルの分岐が
多くて長さもあるので、かなり邪魔です。
ケーブルの量が少なければ、電源ボックスの下や
5
インチベイの下に押し込んだり出来るのですが、管理人の使った余りモノの電源はケーブルの量が多かったので、まとめるだけで宙ぶらりんの状態です。
ATAケーブルも通常のフラットケーブルではなくて、スマートケーブルが良いと思います。
HDD
が用意できるのであれば、SATA 接続のモノがよりラクでしょう。
組み上がったものを動作確認してビデオラックに設置しようとすると・・・奥行きが長すぎ(・・,)
奥行き 470
ミリにネジの突起部分を合わせると485ミリ程度。
ビデオデッキなどの奥行きは 300 ミリ有るか無いかなので、200
ミリ弱のオーバー。
ラックの裏板は外しているのではみ出して設置することも可能なんだけど、とりあえずはTV
台として使っているフレームラックに設置。
他のパソコンケースに比べるとパソコンくさくないので、ぱっと見は民生用 AV
機器に見えなくも無い。
でも、自分で組んでパソコンってわかっている訳だし、本格的な HTPC
用のケースのような高級感も無いので、やっぱりパソコンはパソコン。
というわけで、無事くみあがったエセ HTPC
です。
動画編集には若干スペック不足な感もあるものの、レコーディング環境としての機能は十分でしょう。
キーボードとマウスが余っていなかったので、リモートのソフトを常駐させてメイン環境からリモートでの操作、HDD
が余り容量の大きなものではないので、マメにデータのチェックが必要など、多少の不便に目をつぶれば、メイン環境で通常の作業をこなして、こちらではレコーディング、動画編集に専念させることで特に不自由は無い(妥協ライン(笑))と思います。
何より、値段が安くて、ATX
サイズのマザーボードが使えて マイクロ ATX +α 程度の設置スペースで事足りるというのが非常に大きな魅力です。
いざとなったら、中身の交換は
マイクロ ATX のケースよりもずっと自由度が高くなります。
結論として、十分価値のある買い物だったと思います。
同じようなケースたち
・バリューウェーブ社製 CP-502WWF450W 同シリーズ色違いあり
・リンクス社製 CNS-300TN