環境を考える

環境をどうしよう?

Windows(R) XP Media Center Edition(以後 MCE)のシステム要件はなぜかMicrosoftのホームページに見当たりません。 しかし、Windows XPファミリーということなので、Windows XPのシステム要件と似たようなものでしょう。
そう考えると、今時のパソコンの中では特別高スペックを要求することもありません。

以下は、Windows XP Professional Edition のシステム要件です。

・ クロック速度 300 MHz 以上のプロセッサを搭載した PC を推奨。Intel Pentium/Celeron 系列、 AMD K6/Athlon/Duron ファミリ、またはこれらと互換のプロセッサを推奨
・ 128 MB 以上の RAM を推奨
・ 2.1 GB 以上のハードディスク容量
・ Super VGA (800 × 600) 以上の高解像度ビデオ アダプタおよびモニタ
・ CD-ROM または DVD ドライブ
・ キーボードおよび Microsoft Mouse。またはこれらと互換のポインティング デバイス

上記以外に必要な要件・周辺機器としては、テレパソとして使うのであればチューナーボードが必要です。
また、音質の良いスピーカーがあるとより楽しめると思います。

チューナーボードが問題

『始めよう』にも書いたように、MCE 対応のチューナーボードは選択肢が少ないのが実情です。
購入時にはかならず MCE 対応を確認してください。
以下のようなメーカーが対応製品を出しています。

SKnet
novac
ピクセラ
Hauppauge

チューナーボードの購入時には、MCE 対応の確認以外にシングルチューナーかデュアルチューナーかもポイントの一つです。

MCE はデュアルチューナーをサポートしています。これによって放送時間の重なっている番組の同時録画や、 ある番組を視聴しながら別の番組を録画する裏録画に対応します(シングルチューナーでは裏録画はできません)。
チューナーボードを物理的に複数枚さすことも可能ですし、1枚のチューナーボードにチューナーが二つ搭載されている製品もあります。
『最初はシングルチューナーで、本格的に使うようになったらチューナーの追加』でも問題はありません。 しかし、製品によってシングルチューナー2枚の価格を同等機能のデュアルチューナー1枚の価格ではデュアルチューナーのほうが安いことがあります。

また、シングルチューナー2枚の場合はパソコンにささるアンテナ線が2本必要ですが、(これも製品によりますが)デュアルチューナーのなかには、 内部でチューナー同士のアンテナ端子が結線されていて、パソコンにつなぐアンテナ線が1本でいいものがあります。

使い込むつもりがあるなら、最初からデュアルチューナーを買っておく方がいいかもしれません。

HDD は奮発しよう

数年前からブームになっている HDDレコーダーは年々 HDD の容量が大容量化していることからもわかるように、動画を HDD に撮り始めると容量はいくらあっても十分とは言えません。
時間に余裕があってマメにデータの整理が出来る人や、見た番組はさっさと削除する人ならある程度 ( といっても 160~250GB は欲しいところ ) で足りるでしょうけど、そうでなければ 500GB でも 1TB(約1000GB) でも欲しいところです。

幸いにも、市場には 500GB などの HDD も出回り始めました。さすがに値段が高いので簡単には手が出せませんが、 それでも 250GB が 1 万円ちょっとでかえるので、このあたりを押さえておきたいところです。 また最近のパソコンなら標準で RAID0(複数台の HDD を1台に見せかけてつかう)の機能が搭載されていたりもしますので、 これを上手くつかえば大容量の確保が比較的簡単にできます。


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